政権べったり韓国メディアを伝える政権べったり読売

これは昨日の紙面ですかね。これが極めて面白いんです。

(私は)左派の文政権に批判的な人々からYouTube時事番組の視聴を勧められた。

「政権にほぼ掌握されたメディアをみても今の韓国はわからない」というのだ。

これらの番組は政府の統制を受けない利点を生かした痛烈な政権批判が売りだ。

というんですが、これを書いたソウル支局帳の豊浦潤一は、自社である読売がどういう立場・姿勢にいるのか全くご存知無いようです。

「政権にほぼ掌握された韓国メディア」と、まさに同じ立ち位置であるのが、豊浦自身の属する読売という新聞なのですが、本当にご存知無いのでしょうか?ご存知であれば、良く恥ずかしげもなくこんな記事を書けるものかと思うのですが。。。

さて、なぜ豊浦がわざわざこのような自社の姿勢を彷彿させるような多くの韓国メディアと、その反対側のYouTube番組に言及したかと申しますと、想像するには日本のネトウヨに大受けする言説を紹介したいからでしょうね。

「大法院(最高裁)は(韓国人労働者の多くが自発的に日本に渡った)歴史的事実を知らずに原告の主張を真に受けた」と真っ向否定した。

という点です。私は大法院の判決が不当だとか正当だとか言うものではありませんよ。未だにどう判断すべきかはわかりません。

しかし、豊浦がここで言いたいことは「日本エライ!全然悪くない!」という、よくあるネトウヨが大喜びしそうな言説をご紹介することですね。

その後うんじゃらかんじゃらと事の経緯を紹介しております。

いやー、日本や米国や韓国でも「分断」があるようですね。読売さんは、「トランプが米国分断を煽っている」とさんざん煽ってきたのですが、米国だけではなくどこでも分断はあるようなんですが、韓国における分断はそれほど気にしてないみたいですね。

そうではなく、最後に「政治報復となって左派に向けられるだろう」と言う通り、客観的に状況を伝えるのではなく、文政権が潰れるのを願っているかのようです。

さて、これに関連して面白い朝日の記事がありました。朝日が伝えていますが、内容はニューヨーク・タイムズのものです。もちろん、読売紙面では伝えられてはいませんよね、たしか。7/6付の記事です。

「日本、独裁政権のよう」ニューヨーク・タイムズが批判

 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は5日、菅義偉官房長官が記者会見で東京新聞記者の質問に対する回答を拒むなど、そのメディア対応を指摘したうえで、「日本は憲法報道の自由が記された現代的民主国家だ。それでも日本政府はときに独裁政権をほうふつとさせる振る舞いをしている」と批判した。

同紙は、菅氏が会見で東京新聞記者の質問に「あなたに答える必要はありません」と述べたエピソードなどを紹介。菅氏ら日本政府に対するマスコミ関係者らの抗議集会が3月に開かれ、参加した600人が「Fight for truth(真実のためにたたかえ)」と訴えたことも伝えた。

一方で、同紙は日本政府の記者会見をめぐる振る舞いの背景には「記者クラブ」の存在があると指摘。「記者らはクラブから締め出されたり、情報にアクセスする特権を失ったりすることを恐れ、当局者と対立することを避けがちになる」との見方を示した。

日本政府のメディア対応をめぐり、海外の視線は厳しくなっている。言論と表現の自由に関する国連の特別報告者デービッド・ケイ氏は6月、日本メディアは政府当局者の圧力にさらされ、独立性に懸念が残るとの報告書をまとめている。(ワシントン=園田耕司)

文政権べったりの韓国メディアと全く同じように、安倍政権べったりの読売としては、こんなことは一言も報じることはできません。素晴らしいですね、自分の行いは棚に上げて、韓国メディアの批判はしておりますよ、それでこそ天下よ読売というものです。