イラン・トルコ情勢について何も知らない読売記事

2019年7月14日

これは本日の紙面ですね。イランとトルコについて伝えています。まずはイランです。

さて、一応は英・イランの対立・相互不信の歴史なるものが記述されているのですが、かなり投げやりな記述となっておりますね。

イランと英国の不信には歴史的な背景がある。

イランのモサデク首相が、英国の支配下にあったイラン石油産業の国有化を図ると、英国と手を結んだ米国がクーデターに関与し、1953年にモサデク氏を失脚させた。イランはこれを「屈辱の歴史」ととらえ、その後、米英を適しする一因となった。

としか書かれていないんですが、ここで読売は仕方なく「米英によるクーデター」であるとは認めてしまっていますね。しかしもちろん、米英が年柄年中こういったことをやってるとは口が裂けても言いませんけどね。で、本当のところはどうなんでしょうか?

Wikipediaに記述があります。1953年のイランのクーデター

 モサデク政権以前、イランの石油産業はイギリス資本のアングロ・イラニアン石油会社(英語版)が独占していた[1]。だが、1951年にモマハド・モサデクがイランの首相に就任した後、すぐに石油会社を国有化しようとした[2]。この行動はソビエト連邦に利する動きとみなされ、アメリカとイギリスから警戒されることになった[2]。しかし本当はモサデクとソ連の関係は良くなかった。

2013年8月19日、ジョージ・ワシントン大学の国家安全保障公文書館 (NSA) は1953年のイランクーデターをCIAが主導していた証拠となる公文書を公開した[4]。

まぁ、要するにモサデク政権以前は、英資本の石油会社がイランの石油を好きなようにして儲けていたわけなんですが、1951年にモサデクが石油を国有化し、イラン人民のために使おうとしたところ、1953年にCIAが主導してクーデターを起こしたわけです。

CIAが主導したことは、公文書のある歴史的事実らしいのですが、そこんとこを読売は書きません。なぜかといえば、CIAは読売の親会社だからですね。「米英が関与」とお茶を濁してますよ、滑稽ですね(笑)。

で、1979年になってイラン人民が米英傀儡政権を倒したのがイラン革命というわけです。イラン側から見れば、1979年になるまで、米英がその石油を自らの儲けのために使い、民主的に選ばれた首相さえもクーデターを起こして倒したというわけで、こういった事情を知れば、そりゃ憎んでるのは当然のことでしょう。

その一方で、読売の親会社であるCIA他と協調する米英は、何がなんでもイランの石油を再び我が物にしたいということで、これまたイランを(不条理にも)憎んでいることもまた当然かと思われますね。

しかし、CIA傘下の読売の記事ではこのあたりはさっぱりわかりませんね。あたかも「対等」であるかのような書き方です。この記事を書いた広瀬誠と水野翔太は相当苦労しましたね。いかにして事実からそれずに誤魔化すかと、それが読売新聞記者としての必須テクニックというものです。両者とも立派な読売記者に成長されてます。入社何年か知りませんけど。

で、次行きましょう。トルコの話です。

トルコにロシア製ミサイル防衛システムS400が到着したとのことです。で、NATO国であるトルコがなんでロシア製武器を購入するのかについて、読売は「シリア内戦などで米国との関係が悪化し、ロシアへの接近を強めている」としか書いてありませんが、この部分は全くの大嘘でございます。

まず最初に、トルコはS400を購入する一方で、米製F35も購入しようとしていますね。なぜS400を購入するのかといえば、それは米パトリオットよりも明らかに性能がはるかに良いからです。これは軍事技術専門家も言うところでして、日本がパトリオットを買うのは単に米軍需産業に儲けさせるためですね。本当に日本の防衛など考えてはいません。

次に、トルコの情勢については、ちょうど櫻井ジャーナルさんが書いているので引用しましょう。

トルコへロシア製防空システムS-400の配備が始まった

S-400の購入をトルコがロシアに持ちかけたのは2016年11月頃、その翌年の9月には購入契約が結ばれたと発表される。トルコにアメリカ離れを決意させたのは、その年の7月15日の出来事だろう。武装蜂起があったのだ。

トルコにおけるクーデター未遂の話ですね。

トルコのロシア接近を見てアメリカはクーデターを目論んだと見られているが、この計画は事前にロシアが察知、トルコ政府へ伝えていた。クーデターが失敗したのはそのためだ。当然のことながら、「同盟国」であるはずのアメリカからは通報はなかった。

このクーデター未遂に関し、レジェップ・タイイップ・エルドアン政権はその首謀者をアメリカへ亡命中でCIAの保護下にあるとも言われているフェトフッラー・ギュレンだと主張、そのギュレンを引き渡すように要求したが、拒否されている。

はい、またも出ましたCIAです。今の時点では定かではありませんが、どうせCIAでしょう。世界中で最も悪さをしているのは読売親会社のCIAであります。そして、CIAの洗脳システムの一つとして我が読売新聞があるわけです。もちろん朝日も同じですよ。このあたりはやはり米公文書で確認されている事実ですからね。

で、エルドアンについては面白い記事を以前にご紹介しました。

エルドアンは西側を全く信用せず

昨年11月に第一次大戦集結100周年を祝ったフランスで、世界リーダーへの夕食シェフとして活躍したアラン・デュカスさんのインタビューなんですが、彼はこう言ってますね。

唯一食べなかったのはトルコのエルドアン大統領。口にしたのは自国から運ばせた食べ物だけだったようです。

読売様、この調子で今後も日本国民の洗脳に勤しんでくださいね。期待してお待ちしております。

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Posted by ysugimura